～～ストーリー～～
ピエロが登場する。そして、「人種差別」「アパルトヘイト」という言葉を口にする。

「人種差別」が行われ、黒人達は、“黒人居住区”に隔離されていた
南アフリカでのお話。

・・・サイレンの音・・・逃げ惑う、黒人少女ヘレン。
やがて、ヘレンはある女子寮に忍び込む。
無実の罪で、警官に追われているのだ。
　その部屋の主は、メイと言う白人の女の子。
メイは、暗闇に潜むヘレンの姿に気づき、息が止まる程に驚く。
しかし、メイは、ヘレンと年も変わらず、同じ女の子だと言う事で、とりあえず、
わずかの間、かくまってあげると、約束する。
メイは、子供の頃から、優しい黒人メイドに育てられてきたので、他の白人ほど、
黒人に対して不安を抱いていなかった。

メイだけでなく、寮の少女達や、先生まで、ヘレンの存在に気づく。
メイは、皆を説得し、ヘレンを助けて欲しいと懇願する。

やがて、それぞれの心が打ち解け、少女達は子供の頃から、親たちから
呪文のように『黒人は野蛮』と聞かせれて育ってきたが、それが、間違いだと気づく。
黒人だと言うだけで、理不尽な扱いを受けてきたヘレンを皆が助けたいと願う。
　やがて、追っ手が迫る。
ヘレンは、自ら警官達の待つ寮の外で出て行こうとする。
「黒人に生まれた事に誇りをもちたい」と・・・。
背を向けるヘレンに、少女達は聖歌をうたう。
・・・そして、銃声。