TEAM ZERO 3

夜のオフィスでひとりお酒を飲む香

「おねぇ、差し入れ!」

「気が利くなぁ〜!」

「なにか、たくらんでるな?」

「うん、実は、ばあちゃん、殺しちゃった」

「ナニを言い出すんだよ!お前は!!」

「わたしのせいで、ばあちゃん、手術できなかった。。。」

「もう、いいよ。。。」

「お母さんに貰った、お守りのペンダント、あげる」

「もう、泣くな」「まう、泣かない」

「久しぶりの宴会!!」

「かんぱ〜い!」

「脩さんには感謝してるのよ〜!」

「みんな、探している人が見つかって。。。」

「何故かしら…ね、脩さん」「さて、帰るぞ!」

「ホテル「タイム」名簿見つけたんだ…」

「え?このホテルの名簿に、私も載ってる!」

「ね、脩さんが大事に持ってるファイル見てみない?」

「おはよ〜ございま〜す」

「お前ら!片付けて帰れって言っただろう!」

『早く!』『え?私?』

「…脩さんっ!この企画書、いつまででしたっけ?」

「わぁ〜!私がファイル貰っても!!!」

「ファイルを返せ!」

いっせいに各々のファイルを差し出す仲間達。

「青いファイルだ!」…と青を差し出す仲間達。

「返せ!」

「お前ら、何のつもりだ!」

「脩さん、私達に何か隠してるでしょ!説明して!」

「ハハハ!思い過ごしもいいとこだ!」

「お前ら、本当にクビにするぞ!!仕事しろ!」

「円さんが好きな緑の茶碗を買ってきます」

「円さんが緑が好きなの何故知ってるの?」

強行に脩からファイルを奪う夏ちゃん。

「私達のミッションの答えも載ってる。。。」

「これは、どういうことなんですか?」

「答えの出てるミッションをやらされてたんですか?」

「本当の事を話してくれるまで、ストライキします」

「私もです!」

「勝手にしろ!」

「怒らせてしまったな…」

「私達、何故、知りえない事を知ってたのかしら…」

「昔、ここに住んでたとか…」

「はぁ〜!ストライキは退屈…」

「差し入れです」

「前にもこんな事があった気がするする…」

「その時、私はいなかったよね」

「私も…思い出した。。。」

「え?私も!!」

「脩さん、いったい何が起きてるんですか?」

不思議がるみんなの前に脩は歩みだす。

「8月4日…」脩は、衝撃の謎解きを始める。

「え?私達が?!私も!!」

真実を知り、愕然とするみんな。

「麗?どうしたの?」

「いやだ〜!恐い!」泣き叫ぶ麗。

「大丈夫。大丈夫だよ。麗」

麗のパニックに、ショックを受ける仲間達。

「要君、あなたは仲間じゃないから、帰りなさい」

「そうか…そうだったのか…」呆然とするみんな。

「でも、私は、妹に逢えたからいいや」

「それと、多米川さん、これ」

「そうか…息子が。。。」

「私は、あなた達の案内人です」

「そうか…思いだした。あの日から、私は。。。」

戻る

inserted by FC2 system