「若い子はいいね!」
「俊さんは、美園さんに女郎を辞めて欲しくなかったのかな?」
「お酒頂戴…」
「真壁さん!いらっしゃい!」「真鍋です」
「いずれは、息子に店を任せるつもりだったんですが…」
「きゃ〜!かあさんっ!」「美園!」
「救急車呼んで!!」
「え?芝居?」
「誠ちゃん、知ってたの?」
「いいから、店は任せろ!!」
「だけど、手立ては無いんだ…」
「俺に任せろ!旅館はどうだろう」
「さすが、誠ちゃんっ!!」
「ハイ、料理はオレが…」
「こんな派手な着物、着てたんだね」
「私達は、何があっても、強く生きていくしかないんだよ」
「旅館、予約もあるし、順調ね!幸先いいわ!」
「ごめん、やはり、手放さないといけないんだ」
「なんとかならないの?」「無理だな…」
「俊ちゃん、私を嫁に貰ってくれる?」「…」
別れのキス。。。
「私が振ったんだからね!」
「♪愛した人は貴方だけ…分かっているのに…♪」
「俊介さん、ありがとう!」
「女将さんは、美園が嫌いで反対してたんじゃないんだよ」
「また、麗人館を出て行かないとね」
麗人館を守って怪我をした英次。