早口言葉
〜中級編〜
きょう きょうげんし
○京の狂言師が京から今日来て、今日狂言を終え、京の故郷へ今日帰った。
○歌うたいが、歌をうたえと言うけれど、歌うたいが歌うように、オラうまく歌が
うたえねぇからオラ歌はうたわねぇ。
しんしんぎいん いいん しんにん きびん ぎじ しんぎ
○新々議員、委員に新任、いちいち機敏に議事を審議。
でんせんびょうよぼうびょういんよぼうびょうしつ でんせんびょうよぼうほう
○伝染病予防病院予防病室、伝染病予防法。
かんだかじちょう かんぶつや かちぐり か
○神田鍛冶町の、角の乾物屋で勝栗買ったが、固くて噛めない、返しに行ったら、
かんべえ かんしゃく
勘兵衛のかみさんが帰ってきて、癇癪起こして、カリカリ噛んだら、カリカリ噛めた。
みかんきんかんさけ かん ようかん
○かんかづくしを言おうなら、蜜柑金柑酒に燗、子供に羊羹やりゃ泣かん、
せっ
親の折かん子がきかん。
せんそうじ せんじゅかんのんせんねんせんじつせんべんおが せんぞくちょう せんべい せん
○浅草寺の千手観音専念千日千遍拝んで千束町で煎餅買って千食べた。
びちゅう かちゅう どうちゅう ふちゅう やちゅう しょうちゅう こうちゅう いた むちゅう
○備中の家中が道中の府中で夜中に焼酎飲んで口中が痛んで夢中になった。
たたず いすわ
○佇むな、行くな、戻るな、居座るな、寝るな、起きるな、立つな、座るな。
ぼうず びんぼう ひじょう ふびん ぼうず ふぼ ほうし ぼきん
○坊主の貧乏、非常に不憫と、坊主の父母が、奉仕と募金。
ひ
○人の非は非とぞ憎みて非とすれど、わが非は非とぞ知れど非とせず。
びんご びんぼう ぶんご ぶんご びょうぶ びんご びんぼう
○備後の貧乏なお坊さん、豊後へ行って豊後の屏風に備後の貧乏なお坊さんの
絵をかいた。
てんのうじ まい どう まいど つか まいど
○天王寺の舞い堂から舞いを舞えと毎度のお使い、前度のように、舞いが舞えるなら
まい まいど ゆえ
参って舞いますなれど、前度のように舞いが舞えませぬ故、参って舞いは、
舞えませぬ。
とら と
○虎を獲るなら、虎を獲るより鳥を獲れ、鳥をおとりに虎を獲れ。
くり とな きり
○家のくぐり戸は栗の木のくぐり戸、くぐり良いくぐり戸、隣りのくぐり戸は桐の木の
くぐり戸、くぐりにくいくぐり戸、くくり付ければ、くぐりよいくぐり戸。
なまなまず なましょうか に
○生鯰は、生鯰では生消化、生鯰煮て食お煮鯰を。
めい まね
○ものまねうまいママの姪、お前の真似も、お前のママの真似もみんなうまい。
ゆめ まよ
○世の中は夢と思うも夢なれや、夢を迷いと言うも夢なり。
て あなど
○イライラするから笑われる、照れるからからかわれる、だらだらするから侮られる。