新しい誕生日5

「この子は自閉所で…」

「だけど、一生懸命お芝居を観てました」

「お芝居を観に来てくれてありがとうございます。」

「お兄様との縁談すすめます」「ありがとうございます」

「ありがとう」

「よかったー!」

「劇場から、何か聞こえる」

「もう、誰もいないハズだよ」

鼓の音が聞こえると…。

狐が舞う。。。

仲間達が、再び舞台に現れた。。。

「アンは、どこじゃ?」

悠里は導かれて舞台上に。

「スクルジョージの大切な王冠が見つかりました」

「和也は生まれ変わった。新しい誕生日を授けよう」

魔法の帽子で、勇気を与えられるという。

「新しい誕生日、おめでとう」

「おめでとう」

「ハッピーバースディ!」

「和也は、勇気を手に入れ幸せに暮らしました」

魔法の帽子を被らせてもらう和也。

「仲間っていいね」

「このノートは、なんだろう?」

『和也、ひとりじゃないよ』

『勇気をありがとう』

『出逢えてよかった』

『また、芝居をしようね』

『ずっと力になるよ』

『ずっと記憶係りやるぞ』

仲間達からのメッセージが書かれていた。

ふと、思い立った悠里。

舞台に立つ悠里。

「まだ、和也のお世話係りやめない!」

「町のみんな、ありがとう!」

「悠里…」

「もう少し、お世話係お願いします」

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