「この子は自閉所で…」
「だけど、一生懸命お芝居を観てました」
「お芝居を観に来てくれてありがとうございます。」
「お兄様との縁談すすめます」「ありがとうございます」
「ありがとう」
「よかったー!」
「劇場から、何か聞こえる」
「もう、誰もいないハズだよ」
鼓の音が聞こえると…。
狐が舞う。。。
仲間達が、再び舞台に現れた。。。
「アンは、どこじゃ?」
悠里は導かれて舞台上に。
「スクルジョージの大切な王冠が見つかりました」
「和也は生まれ変わった。新しい誕生日を授けよう」
魔法の帽子で、勇気を与えられるという。
「新しい誕生日、おめでとう」
「おめでとう」
「ハッピーバースディ!」
「和也は、勇気を手に入れ幸せに暮らしました」
魔法の帽子を被らせてもらう和也。
「仲間っていいね」
「このノートは、なんだろう?」
『和也、ひとりじゃないよ』
『勇気をありがとう』
『出逢えてよかった』
『また、芝居をしようね』
『ずっと力になるよ』
『ずっと記憶係りやるぞ』
仲間達からのメッセージが書かれていた。
ふと、思い立った悠里。
舞台に立つ悠里。
「まだ、和也のお世話係りやめない!」
「町のみんな、ありがとう!」
「悠里…」
「もう少し、お世話係お願いします」