「『クリスマス・ハート』さぁ、はじまるよ〜!」
「クリスマスの夜のことでした」
「ご主人様、お客様です」
「予言などど…占いババでございます」」
「次に来る老人を助けたら、願いを叶えましょう」
「娘のアンを使用人にして下さい」
「和也、カンニングペーパーはいらないって…」
「何かあったら、どうするのよ…」
「良い話を持ってまいりました」
「それには、我が娘を奥様にして下さい」
「リリアでございます」
「綺麗だ…気に入ったぞ」
「アンは、どうしますか?」
「ご主人様は、大切な妹を探しています」
「スクルジョージ様は、どうして人を信じないのです?」
「ご主人様、その昔、怖い魔法使いに騙されました」
「和也、カンニングペーパーを持っていって」
「大丈夫です」「和!」
「奥様、今日は、ご主人様の誕生日です」
「帰りが遅くなるわ」「奥様…」
「気にするな。彼女には華やかなのが似合う」
「アン、私はかわいそうな人間か?」
「なんで、ここにカンニングペーパーがあるの?!」
「スクルジョージ様、大切な話があります」
「アンは、墓荒らしです。ご注意を」
「金の卵を公爵様の墓から盗みました」「まさか…」
「お呼びですか?」「…」「お呼びですか?」「……」
「和也、台詞が出てこない!!」
「どうする?!このままだと、和也、パニックに…」」
「いったい…どうしたら…」
「お願い、照明を消して!和也を助ける…」
「無茶だよ!!」
和也は、台詞を思い出す。。。
「よかったぁ…」
「なんとか、つながった…」
皆の気持ちは和也と一緒。和也の台詞を唱える。
和也が倒れ、ハッとする…。
「お願い、あと少し…頑張れ…」
アンが持つ卵は金ではなかった。
「アンは、あなたの妹です」「なんだって?!」
和也の舞台の成功を固唾を呑んで見守る仲間。
「お前が、捜し求めていた妹だったなんて…」
「金などいらない。生き返ってくれ!」
月夜の晩に黄金鳥の卵を飲ませると生き返る。
「アン!!」
その時、和也の台詞はしどろもどろに。。。
アンを演じながら、必死に和也を助ける悠里。
悠里はやり遂げたい和也のために見守る。
楽屋の仲間達も、頑張る和也の成功を祈る。
和也は、ひとつ…ひとつ台詞を思い出す。
そして、やっと長い台詞を言い終えた…。
「そして、スクルジョージは幸せに暮らしました。。。」
必死の思いで、ラストを迎える和也。
それを支える悠里。
心から喜ぶ仲間達。