「和也の病気について勉強しよう!」
「和也!お誕生日おめでとう!」
「いい帽子だな…」
「なんか、嬉しそうじゃなかったな」
「和也の帽子は昔、皆に貰ったお守りらしいんです」
和也の練習が始まった。
皆が、病気を克服出来る為にと応援している。
「えっと…」「頑張れ!」
「カンニングペーパーを置こう!」
「懐かしいなぁ…」
「昔付き合ってたとき、楽しかったね」
「別れなきゃよかったかな…」
「なんちゃって…」「和也、座長が呼んでるよ」
「頑張ってる悠里ちゃんがうらやましい…」
「お互い、頑張ろうね」
「仲間って、いいね」「そうだろ!」
「もう、私がお世話係りを卒業しても大丈夫だね」
「…そうだな、自力で頑張るよ。ありがとう」
本番当日、和也が来ない。電話も不通。
「和也は、まだなの?」
「探しに行く!」」「ダメだよ!」
「何かあったのかもしれない!」
「どうしよう…」
「すいません。和也が見つかりません」
「どうしよう…」「悠里のせいじゃないよ」
和也は、記憶が曖昧ながらも劇場に来ていた。
皆に迎えられる和也。
「和也!しっかり!」
「和也!!」
「スクルジョージ様!」
「あ…、俺、何してるんだ?」
「あ!今日は、本番の日だ!」「和也!!」
「最後まで、責任もってやり遂げて」「はい」
「いくよ!」
「おー!!」
「和也、これ、カンニングペーパー」
「しまって来るよ…」