「帽子どこ?」「和也…どうしたの?」
「あれ?なんだっけ?」「和也、どうした?」
「えっと…」
「え…っ…と…」
「和也に主役は無理なんじゃない?」
「わぁー!」
「和也!」
飛び込んできたのは悠里。
和也を抱きしめ、なだめる。
「もう、大丈夫だからね…」
「こんなにひどかったの…?」
「和也…かわいそうに…」
「和也、大丈夫か?」
「このままじゃ、無理かもね」と座長。
「座長!そこをなんとか…」
和也は主役を降ろされることに。
「ダメですね…俺」
「私、和也が舞台に立つ姿見たい…」
「そうだよ。私たちの協力でなんとか…」
おどろく和也。
「病気の為に、昨日の記憶を覚えられないんだ…」
「なんとかなるんじゃないかな…」
「みんなで力合わせて。。。」
「和也、頑張れる?」
「俺、やっぱり舞台に立ちたい」
「なんとかする」
「ありがとう」
「だけど、どうするかだな…」
「前向きに考えろ!」
「あんたが一番一番、劇団の事考えてる」
「子供のようになったら、抱きしめてあげて下さい」
「私たちに出来るかな?」
「みんなで守ってあげる」
「悠里ちゃん、凄いね」
「時々頭が真っ白になるんだ…」と和也。
「このノートが俺の脳」
「大丈夫!なんとかなるわよ!」
「安心して!」「ありがとう」