新しい誕生日2

「帽子どこ?」「和也…どうしたの?」

「あれ?なんだっけ?」「和也、どうした?」

「えっと…」

「え…っ…と…」

「和也に主役は無理なんじゃない?」

「わぁー!」

「和也!」

飛び込んできたのは悠里。

和也を抱きしめ、なだめる。

「もう、大丈夫だからね…」

「こんなにひどかったの…?」

「和也…かわいそうに…」

「和也、大丈夫か?」

「このままじゃ、無理かもね」と座長。

「座長!そこをなんとか…」

和也は主役を降ろされることに。

「ダメですね…俺」

「私、和也が舞台に立つ姿見たい…」

「そうだよ。私たちの協力でなんとか…」

おどろく和也。

「病気の為に、昨日の記憶を覚えられないんだ…」

「なんとかなるんじゃないかな…」

「みんなで力合わせて。。。」

「和也、頑張れる?」

「俺、やっぱり舞台に立ちたい」

「なんとかする」

「ありがとう」

「だけど、どうするかだな…」

「前向きに考えろ!」

「あんたが一番一番、劇団の事考えてる」

「子供のようになったら、抱きしめてあげて下さい」

「私たちに出来るかな?」

「みんなで守ってあげる」

「悠里ちゃん、凄いね」

「時々頭が真っ白になるんだ…」と和也。

「このノートが俺の脳」

「大丈夫!なんとかなるわよ!」

「安心して!」「ありがとう」

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